不可解な土地取引
■平成25年5月初旬に始まった神慈秀明会伊勢拠点建設予定地の所有者の変遷の説明のために,登記簿を以下に示す.
大蔵省の所有であった期間は,急峻な谷で道路の拡幅もままならなかった.国有財産の払下げで,平成21年に栄ハウジングの所有になり,ほどなく個人の所有になった.
その個人から輝報企画が購入したのは平成26年8月22日,神慈秀明会に売却したのは平成26年9月12日のことである.輝報企画が所有していた期間は20日間,右から左に売れたことになる.あまりにも短期間の所有にただあきれるばかりである.
しかし神慈秀明会から見ると肯ける.平成25年3月には同じ伊勢市内の前山町に伊勢拠点の建設計画を持っていて,地元への貢献として当時のお白石持行事の奉献団に寄付をしている.
ところがこの寄付がもとで,神慈秀明会の実態を知った住民が反対運動を起こし,平成26年3月に神慈秀明会が土地購入をとり止めた経緯がある.これは反対活動の中心を担った方に直接聞いたことである.
ここに撤退理由の要旨を上げておく.
「(平成25年)9月24日の説明会において,神慈秀明会の過去に起こした所持に対する不快感一色の場となったこと,また過去の騒動の諸事について詫びる.町総会での建設反対の総意により断念する.何時の日か伊勢の土地に新拠点の建設が許されるよう,社会貢献に努める」
その後伊勢拠点建設予定地を捜し,何人かの関係者が存在し,ここ中村町の土地を購入したことになる.前回の地元の反対を考慮したうえのことか,地元住民には一切知られない形で拠点建設予定地を購入した.輝報企画は神慈秀明会が土地を求めていることを知った上で,神慈秀明会への売却を念頭に置いて,個人からこの土地を購入したものと私たちは推察している.
この伊勢拠点建設予定地の道路を隔てた丘陵地は,輝報企画が住宅用地として販売し,現在約30戸の「月読台団地」と呼ばれている.周辺は住宅と畑,中学校があるのみで,朝熊山が望める閑静な住宅地である.そこに異質の,新興宗教団体の伊勢拠点ができることになった.この団地の宅地を買った方々の驚愕と落胆を,自分の問題として考えてみていただきたい.
翻ってもう一度神慈秀明会について考えよう.
・過去の行動から,前山町のような反対運動が起きると考えなかったか?
・反対運動が起きたら再度撤退するつもりだったのか?
・土地購入以前に近隣住民の同意を取り付けるつもりはなかったのか?
私たちは以下のように推察している.
・建設計画を地元に説明しても同意は得られないだろう
(これまでの反対活動を考えれば・・・の話)
・地元には「自治会」がない,集団的な反対活動はないだろうと考えた
・反対運動の前に土地を買ってしまえば何とかなる
現在月読台団地に自治会が発足し,隣の五十鈴ヶ丘団地と共同で「神慈秀明会伊勢拠点建設阻止 対策委員会」を結成し,反対活動の真っ最中です.
対策委員会に関する問い合わせ,ご意見などがございましたら下記までメールを頂けると幸いです.
神慈秀明会伊勢拠点建設阻止 対策委員会
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